番外編:びっくりのカプセルホテルデビュー

昨年6月、うちの奥さんが急遽宮崎にいる娘の所に行くことになった。

空港には私が送っていく。ふと考えた。10日ほどの独身生活、その間にどっかへ行こう。即、北海道が浮かんだ。奥さんのフライトに近い時間で予約した。

ところがである。出発の前日、奥さんが発熱と喉の痛みを訴え医者へ。コロナだった。当然宮崎行きは中止。しかし、私は飛行機だけでなくホテルやレンタカーも予約している。幸い重篤な状況にはならないだろう、との医者の言葉を信じ、一人寂しく空港へ。

新千歳空港から真駒内公園などを探鳥し、札幌のホテルへ。

キーを渡され部屋の前に行った。『男性専用』と書いてある。何か引っかかったが引き戸を開けた。想像もしていなかった光景が。カプセルが上下二段で計10個。つまりカプセルホテルだ。

いつもは全国チェーンのホテルに泊まることが多いが、急だったこともありよく見ずに予約を入れたよう。フロントにとって返し、個室に替われないかと聞いたが、無い、とのこと。仕方なくカプセルデビューとなった。

救われたのは、ぎりぎり着替えができるくらいの空間にテレビがあったこと。これで多少の時間はつぶせる。ひとまず風呂へ入ることにした。

地下一階。脱衣場に人の影はない。そしてまた今日二度目の驚きが。何とミラーボールが回っている。風呂でなければ、幻想的、としばしグラデーションを楽しむのだが、地下の空間では不気味だ。早々にカプセルへ戻った。

夜明けと共に探鳥に出かけることもありアラームをセットして早めの就寝。

そして朝、アラームの音で飛び起きた。ここがカプセルだと忘れていた。低い天井にしこたま頭を打った。さぞかし上の人はびっくりしただろう。すみません。

後で知ったのだが、ホテルのあるこの地域は“すすきの”と呼ばれる札幌随一の歓楽街。道理で普通のホテルではなかったはず。良い体験をしたと思うことにした。

早朝の探鳥は石狩川河口へ。

カッコウが鳴き、灌木にはツツドリ、ベニマシコ、コムクドリがいた。

ホテルに戻ったが、どうにも居心地が悪い。朝食もそこそこに札幌郊外の野幌森林公園へ。

早々に北海道固有種のコアカゲラに出会い気分は上々。同じく北海道にしかいない国内最大のキツツキ、クマゲラを探しにうろうろ。バズーカの人がいたので尋ねたら、1週間ほど前に繁殖が終わりどっかへ行った、とのこと、残念だが仕方がない、次の目的地の苫小牧へ向かう。

途中ウトナイ湖などを回り、普通のビジネスホテルへ。

翌早朝は近郊の牧場地帯で探鳥。

ホオアカやアカゲラ、オオジシギはジェージェーとうるさいくらい鳴いていた。

電柱にはカササギ。このカササギ、佐賀県の西部が生息地としてよく知られているが、苫小牧や千歳周辺にもいる。北と南、不思議な鳥だ。

思った以上の充実した2泊3日の探鳥の旅。いつの日かまたこんな機会があることを願いつつ。。。

全部の鳥は載せられないので、刺繍で代用です。

刺繍:札幌・苫小牧

また、昨年3月の番外編、“タンチョウを求めて道東へ”の刺繍が仕上がったので併せてご覧ください。

刺繍:タンチョウを求めて道東へ

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